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【デジタルトゥデイAIリポーター】 英国ではオンライン年齢確認制度が強化されたが、多くの子どもがそれを容易に回避していることが明らかになった。
8日(以下現地時間)、オンラインメディア「ギガジン」によると、英国の子ども向けオンライン安全団体インターネットマターズの調査で、子どもの32%が過去2か月以内に年齢制限のある機能やアプリ、プラットフォーム、ウェブサイトにアクセスするために年齢確認手続きを回避した経験があると答えた。
この調査は、オンライン安全法の子ども保護規定が2025年7月25日に施行された後に実施された。インターネットマターズは2025年9月15日から10月1日まで、英国内の9~16歳の子どもと保護者1270組を対象にオンライン調査を行った。
調査結果では、子どもの53%がオンラインプラットフォームで年齢確認を求められたことがあると回答した。子ども68%と保護者67%は、通報機能やフィルターなどの安全機能を以前より頻繁に見るようになったと答えた。
しかし、年齢確認制度が拡大しても回避は難しくないという認識が強い。子どもの46%が年齢確認は「回避しやすい」と答え、「回避しにくい」は17%にとどまった。
実際に年齢確認を求められた子どもの34%は、認証手続きを最後まで進めなかったと答えた。手続きが煩雑であることや、要求される年齢が自分の実年齢より高いことを理由に挙げた。
回避方法は単純な虚偽入力から他者情報の利用まで多岐にわたる。最も多く使われたのは偽の生年月日入力で、全体の13%が利用したと回答した。親や兄弟など他人のアカウントを使うケースは9%、他人の端末を使うケースは8%だった。仮想プライベートネットワーク(VPN)の使用は7%、他人の身分証の使用は6%と報告された。顔画像ベースの年齢推定システムを欺くために無関係な写真を使った事例も3%あった。
子どもたちが年齢制限を回避する理由も具体的に示された。回避経験のある子どもの34%は、年齢制限のためにアクセスできないソーシャルメディアを使うためだと答えた。オンラインゲームやゲームコミュニティへの参加が30%、チャット・メッセージアプリの使用が29%だった。
インターネットマターズは2026年2月2日から16日まで、11~16歳の子どもと保護者を対象に追加の深層調査も実施した。調査では顔ベースの年齢認証システムの欠陥事例も確認された。ある11歳の女児は、ゲームキャラクターが頭を動かす映像を年齢認証に使うケースを見たと語った。12歳の男児の母親は、息子が眉ペンシルでひげを描いた状態でも15歳と認証されたことがあると明かした。
一部の子どもは自分の実際の顔を見せてもシステムが実年齢より高く判定し、そのままサービスを使い続けたと答えた。
13歳の男児は、生放送サービスで身分証提出が必要な場合は親の身分証を使い、写真アップロードが求められればインターネットで見つけた画像を使うと語った。深層調査では、人工知能(AI)で顔をより年上に見せる手法への懸念も指摘された。保護者の介入も少なくない。保護者の26%が子どもの年齢確認回避を許可した経験があり、そのうち17%が直接手助けし、9%が黙認した。
インターネットマターズは、一部の保護者がオンラインの危険性を認識していながら、子どもが安全にサービスを利用できると判断して回避を許可した事例があると説明した。
年齢確認制度の強化にもかかわらず、有害コンテンツへの露出は依然として続いている。子どもの49%が直近1か月以内にオンラインで有害な経験をしたと答えた。種類別では暴力的なコンテンツが12%で最も多く、非現実的な体型を理想化するコンテンツが11%、人種差別・同性愛嫌悪・性差別に該当するコンテンツが10%だった。
インターネットマターズの最高経営責任者(CEO)レイチェル・ハギンズは、「子どもが年齢や発達段階に応じたオンラインサービスを利用できるよう、政府と産業界の双方がより強い対応を取る必要がある」と述べた。続けて「問題が起きてから安全装置を後付けするのではなく、サービスや機能を設計する段階から安全要素を組み込むべきだ」と語った。













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