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1960年代後半から1980年までに生まれた人々を指すX世代は、「節約」をモットーとする従来の世代とは異なり、「消費」を積極的に行った初の世代と分析される。経済的な豊かさの中で育ち、個性の強い彼らは「デジタル移民」と呼ばれるようにアナログ時代に成長しデジタル時代に適応した世代でもある。そのため受け入れる文化の幅が広く、大衆音楽市場の多様性を牽引した存在として位置づけられる。彼らが享受した音楽を「歌謡トップ10」の90年代資料をもとにZ世代へ紹介する。「編集者注」
◆「歌謡トップ10」1996年5月4週:キム・ブヨン「豊かさの中の貧困」
◆歌手キム・ブヨンは、
キム・ブヨンは1995年の1stアルバム『Friend and Dream』(フレンド・アンド・ドリーム)で歌謡界にデビューした。1996年に発表した2ndアルバムのタイトル曲「豊かさの中の貧困」がヒットし、知名度を確立した。当時の公演はマンボ・リズムの振付が特徴で、女優イ・ソンジョンがマンボガールとして共演した。その後、1998年に「彼女の両親へ」をタイトルにした『A Better Tomorrow』や、2010年のデジタルシングル「もう少し我慢して」などを発表している。
音楽活動を休止した後は実業家へ転身したと伝えられる。衣料品のショッピングモール運営や外食事業を手掛けた。2015年に『トゥユー・プロジェクト – シュガーマンを探して』に出演して以降、2017年のSBSバラエティ『燃える青春』、2022年の『孝子村』などに姿を見せた。現在はソウル・江南区アプクジョンドン付近で飲食店を営み、事業を続けている。
◆「豊かさの中の貧困」は、
1996年に発表された2ndのタイトル曲で、90年代中盤に旋風的な人気を呼んだマンボ・リズムを取り入れたダンス曲である。舞台演出面で独特な構成が試みられ、注目を集めた。歌手本人だけでなく「マンボガール」と呼ばれるパートナーもステージに登場して振付を披露した。初代マンボガールを務めた女優イ・ソンジョンは、この曲のヒットによって広く知られるようになった。2代目マンボガールはソ・ユジョンであった。
発売当時は地上波の音楽番組上位に長くとどまり、大衆的なヒットを記録した。ただし、チェッカーズの楽曲『Jim&Janeの伝説』の盗作疑惑が浮上した。そのほか、長渕剛の『とんぼ』との類似性も指摘された。
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