半世紀を超えてピアノデュオの歴史を書き換えてきた世界的な姉妹ピアニスト、カティア & マリエル・ラベックが4月、LGアートセンター・ソウルの舞台に立つ。

ラベック姉妹は、ソロピアニストとして期待された道を置き、1968年に「ピアノデュオ」という道を切り開いた。1981年に発表したガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』二台ピアノ版のアルバムは、クラシック・アルバムとして異例のゴールドディスクを獲得し、50万枚以上を売り上げた。
2016年に10万人を動員したウィーン・フィルの「シェーンブルン宮殿 夏の夜コンサート」での伝説的な舞台として記憶される彼女たちは、70代となった現在も毎日新しい楽譜を探求し、音楽的深みを深め続ける現役の巨匠である。
サイモン・ラトルやグスターボ・ドゥダメルといった世界的指揮者と共演する一方で、ポップアイコンのマドンナとも深い音楽的絆を結んでいる。ラジオヘッドのトム・ヨークやロックバンドThe Nationalといったポピュラー系アーティストとの国境を越えたコラボレーションも重ね、音楽の幅を広げてきた。

それぞれ76歳と74歳を迎え、デュオ結成から半世紀を超えた二人の巨匠による今回の来韓公演は、2008年以降18年ぶりの単独リサイタルであり、長年にわたり培われた「一つの呼吸」を舞台で直接確かめられる機会になる。
今回の公演では、現代音楽の巨匠フィリップ・グラスが彼女たちのために編曲し献呈した『ジャン・コクトー三部作―オルフェ、美女と野獣、アンファンテリブル』が演奏される。
フィリップ・グラスとラベック姉妹の関係は、2008年にグラスが姉妹に『二台のピアノのための4つのムーブメント』を献呈したことを契機に本格化した。2015年にはもう一つの献呈作『二台のピアノのための二重協奏曲』がグスターボ・ドゥダメルの指揮で世界初演され、両者は独自の芸術的パートナーとしての地位を確立した。

今回上演される『ジャン・コクトー三部作』は、フランスの多才な芸術家ジャン・コクトーの映画をもとにグラスが作曲した三つのオペラを二台ピアノ版に再構成した作品で、30曲以上が演奏される。
姉妹は三部作のうち『アンファンテリブル』を先に編曲して世界初演し、その後、姉妹の要請によりフィリップ・グラスと音楽監督マイケル・リーズマンとともに残る二作も編曲して三部作を完成させた。ラベック姉妹の演奏は圧倒的な技巧と繊細な感受性が結実しており、「彼女たちの演奏はまさに圧巻だった」(ザ・ガーディアン)、「フィリップ・グラスのオペラはラベック姉妹の指先でいっそう輝きを増す」(リベラシオン)と評された。
特に今回のプロダクションはフィルハーモニー・ド・パリが制作を担当し、ロンドンのバービカン・センターやダブリンのナショナル・コンサートホールなどが共同制作に参加することで、芸術的完成度がさらに高められている。シネマティック・パフォーマンスの先駆者シリル・テストが演出を手掛け、超現実主義的な美学を視覚的に具現化している。
舞台上の巨大なシャンデリアの下で繰り広げられるラベック姉妹の演奏は、強烈な打鍵が生む音の脈動を伝えると同時に、観客を映画の中に引き込むような幻想的な視覚的没入感をもたらすだろう。
写真= LGアートセンター













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