次世代UGV「グルント」に注目集まる
ハンファエアロスペース(012450)はルーマニアで有人・無人複合戦闘システム(MUM-T)の統合性能デモを成功させた。今回のデモは、韓国内で開発された軍用無人車両が欧州現地で実戦的に性能を披露した初の事例であり、北大西洋条約機構(NATO)や欧州諸国が求める次世代の戦場運用の方向性を示した点で意義が大きい。
ハンファエアロスペースは12日(現地時間)、ルーマニア・ブカレストで開催された国際防衛産業展示会「BSDA 2026」の性能デモ(Demo Day)に参加したと14日に発表した。デモに参加した韓国企業は同社のみだった。
同社は車輪式装甲車「タイゴン(TIGON)」、次世代UGV「グルント(GRUNT)」、エストニアのMilrem Roboticsが開発したTHeMISを連携運用する有人・無人複合戦闘システムを披露した。会場にはルーマニア陸軍参謀総長を含む主要指揮官や各国の防衛産業関係者ら約50人が出席した。
デモの冒頭では、有人装甲車と無人地上車両が連動する未来型戦場シナリオを提示した。グルントとTHeMISの無人地上車両は危険地域へ先行投入され、ドローンと連携した偵察・監視任務を実行。タイゴン装甲車は兵力輸送と火力支援を担った。続いて無人車両を用いた物資補給や負傷者の後送まで行われ、有人・無人複合作戦の運用概念が実証された。
グルントは現場で大きな関心を集めた。グルントは既存の「Arion-SMET」を基に開発された次世代無人車両で、ハイブリッド駆動を採用し最大約900kg級の積載能力を備える。自律追従走行や自動認識・追跡、電子戦対処能力など先端技術を多数搭載している。ルーマニア軍の指揮官は、今回のデモで既存の兵器体系とUGV戦力がどのように統合運用できるかを確認したと述べ、ハンファの無人車両を高く評価した。
ハンファエアロスペースのLS4事業団長パク・ビョンホは、韓国内で開発されたUGVが欧州で初めて性能デモを成功させ、技術競争力と運用拡張性をグローバル市場で実証したと説明した。有人・無人複合体制の能力を実機動環境で検証することで、NATOや欧州の顧客が求める次世代地上戦の運用概念だけでなく、韓国軍が進める多目的無人体制の発展方向も示した、と述べた。
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