
【ツアーコリア=チョ・ソンラン記者】 ラマダン期間、ドバイは旅行を控える時期ではなく、現地の文化をより深く体験できる時期だ。
ラマダンはイスラム暦で最も重要な月で、今年は2月19日から3月19日までと見込まれている。日中は断食が行われ、日没後にイフタール(iftar)で一日の断食が解かれる。夜間にはスフール(suhoor)を含む食事や親交の場が続く。ドバイにおけるイフタールとスフールは単なる食事ではなく、家族や知人、地域社会が集う時間だ。

旅行者に断食の義務はなく、主要観光地や商業施設は通常通り営業している。したがって、旅行者は昼間は砂漠サファリやショッピング、展覧会などを普段通り楽しめ、日没後にはラマダン特有の雰囲気や共同の食卓、夜市、文化プログラムに触れることができる。観光客にとってラマダンは「不便な空白期」ではなく、現地の日常と伝統に最も近づける季節だ。
都心やリゾートの各所ではラマダンに合わせた美食プログラムが展開される。アトランティス・ザ・パームのラマダンテント、ジュメイラ・エミレーツ・タワーの伝統的マズリス、山間のリゾートにあるJAハッタ・ポート・ホテルなどでは、伝統的なメニューに現代的な感覚を加えたイフタールやスフールが提供される。これらホテルでの「食事」は、そのまま文化体験となる。

夜になると街は別の顔を見せる。ラマダン期間中はジュメイラ・エミレーツ・タワーの「ラマダン・ディストリクト」、デイラ地区のラマダン・スーク、グローバル・ビレッジやエキスポシティ・ドバイなどで夜間プログラムやマーケットが開かれる。観光客は昼の静けさと余裕、そして夜に沸き立つ共同体の暖かさ、双方を味わえる。
現地文化をより深く知りたいなら、シェイク・モハメド文化理解センターの体験型イフタールが役立つ。伝統的な作法やラマダンの意義を解説と食事で伝え、訪問者の理解を深める。旧市街アル・ファヒディ歴史地区では伝統建築や暮らしの文化に触れられる。

日没時に響き渡る「イフタール大砲」の発射は、ブルジュ・ハリファ周辺やマディナット・ジュメイラ付近で象徴的な光景となる。
ドバイ観光局は「ラマダンはドバイ旅行を控える時期ではなく、都市の深さを体感するゴールデンタイムだ」と述べている。
昼は観光、夜はイフタールと文化。この対比が生むリズムこそラマダン期のドバイの魅力だ。ラマダン終了後はイード・アル=フィトル(Eid Al Fitr)の連休が3月20日から22日まで続き、家族や地域を中心とした祝祭が街中で繰り広げられる。














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