
少し気分を整えたいとき、山より先に真っ先に海が思い浮かぶことが多いだろう。ソウルや首都圏に住んでいるなら、インチョンの島々へ日帰りで出かけて気分転換してみてはどうだろうか。
船で渡るときの高揚感から、橋でつながれて車で気軽に行ける場所まで、それぞれ異なる魅力を持つ島々が待っている。
ムイド

ムイドはかつて船でしか渡れなかったが、ムイ大橋の開通で車でも気軽に訪れられるようになった。そこで、インチョンの島々の日帰り旅行でまずおすすめしたいのがこの島だ。島の形が舞姫の衣の裾が風になびくように見えることから名付けられたように、沿岸景観が見事なのが特徴だ。ムイドの見どころはハナゲ海水浴場と、その隣から続く海上観光の散策路である。
とくにハナゲ海水浴場は細かな白い砂で知られ、干潮時には干潟体験も楽しめる。海岸の端から始まる海上散策路は、インチョン沖の海と奇岩を眺めながら歩ける最高の散歩コースだ。
長さは約1キロ足らずなので、老若男女問わず気軽に海風を浴びながら歩ける。 また、ムイドと連絡橋でつながるソムイドには「ムイバダヌリギル」と呼ばれる美しい周回路もある。島内の食堂では新鮮なアサリのカルグクスや海鮮料理が味わえ、目と舌の両方が満足する日帰り旅が完成する。
シンド・シド・モド

三木(サンモク)桟橋から船で10分の距離にあるのがシンド、シド、モドの三島だ。三島は連絡橋でつながっているため、一度に巡りやすく日帰り旅行のアクセスに優れている。平坦な道が続くため自転車旅行者に特に人気で、島を一周するのが楽しいコースだ。車を載せて渡ることもできるが、桟橋で自転車を借りて景色をゆっくり楽しむことを勧める。
最初に着くシンドから出発してシドに渡れば、スギ海水浴場(수기해수욕장)に出合う。ドラマ『フルハウス』のロケ地として知られ、浅い水深ときれいな砂のため、自転車で回ってそのまま水遊びをしても問題ない。最後のモドにはバミクミ彫刻公園があり、海を背景に置かれた超現実的な彫刻群が幻想的な雰囲気を作り出している。
島々を結ぶ連絡橋の上から見る海の表情は刻々と変わり、飽きる暇がない。三島を合わせても面積はそれほど大きくないため、日帰りで十分に回れる点も利点だ。静かな漁村の風情の中、自転車で走る景色を楽しんでほしい。
ジャウォル島

より島旅らしい雰囲気を味わいたいなら、バンアモリ(방아머리)桟橋やインチョン港沿岸旅客ターミナルから船で約1時間のジャウォル島を勧める。ジャウォル島は西海の隠れた宝石と呼ばれるほど海が澄み砂が美しい。桟橋を降りるとすぐに広がるチャンゴル海水浴場は半月形の砂浜が印象的で、その背後には鬱蒼とした松林が涼しい日陰を作る。
釣り好きにとってもジャウォル島は天恵の島で、新鮮で美味しい魚が狙える釣りポイントが多く、釣りの醍醐味を満喫できる。
島の中央を横切る道をたどって国史峰(국사봉)に登れば、ジャウォル島の周辺に点在する島々と果てしなく広がる海を一望できる。ただしジャウォル島は日帰りだとやや慌ただしくなるため、1泊2日のスケジュールを勧める。
お役立ち情報

インチョンの島々を日帰りで巡る際に最も重要なのは潮の時間と船の時刻だ。西海岸は干満差が大きく、満潮と干潮で見られる景色が大きく変わる。海水浴を楽しみたいなら潮が満ちる時間を、干潟体験を望むなら潮が引く時間を事前に確認しておく必要がある。
また船で渡る島は天候によって運航が左右されることがあるため、出発前に必ず海運会社へ運航状況を確認するのが安全だ。船に乗る際は身分証の携帯も忘れてはいけない。
島内は施設が限られることが多いので、個人用の衛生用品や軽食は事前に購入して持参することを勧める。最後に、島を離れる際には自分の出したゴミを必ず持ち帰る成熟した旅行マナーを守ってほしい。













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