
14日、仁川港国際旅客ターミナル。
5階には華やかなシャンデリアや新郎・新婦の案内板など、旅客ターミナルとはまったく異なる雰囲気の空間が広がっていた。ここは国際旅客ターミナル内に設けられたウェディングホール『マレベラウェディング ソンド』で、16日から挙式を開始し本格運営に入る。
韓国国内の港湾・空港の旅客ターミナルにウェディングホールが入るのは今回が初めてだ。正式オープンを前に、この異色の空間を現地で確認した。
最終作業が続く廊下を抜けて式場に入ると、花飾りの間を長く伸びる新郎・新婦の入場路がまず目に入り、周囲には円形テーブルが並んでいた。まもなく結婚式が始まるかのような佇まいだった。
最も印象的だったのは宴会場だ。宴会場のテラスに出ると、旅客ターミナル内のウェディングホールならではの光景が広がり、浮かぶ船越しに仁川の前海が一望できた。
ウェディングホールの廊下から下を見下ろすと、一階下の出国場はこの日午後、中国・煙台行きのカーフェリーを利用する乗客で賑わっていた。ウェディングホールと国際旅客ターミナルが一体となった独特の景色だった。

5階のこれらのスペースは、つい最近まで別の設備もなく空いていた場所だった。
仁川港湾公社(IPA)は2020年にソンドに国際旅客ターミナルを開設したが、コロナ禍の影響で利用が伸び悩み、MICE施設誘致を見込んだ5階のイベントホール周辺も長期間空きスペースのままだった。
IPAは空間活用のため、昨年に運営事業者を公募し、民間事業者との契約や工事を経て今回のウェディングホールを整備した。
エスカレーターでほかの階へ移動できるため、ウェディングホールの来場者はターミナル内のカフェや地域観光案内所などの利便施設を自由に利用できる。約900台分の駐車スペースも強みの一つだ。
年間の挙式目標は約480件。事業者は週末にフル稼働すれば月間来場者が1万人を超えると見込んでいる。
事業者側の関係者は「カップルの反応は良好だ」と述べ、「旅客ターミナルという大きな空間に設けられているため、市内のウェディングホールと比べ駐車場に余裕があり、高速道路にも近く交通アクセスが良い。また、旅客ターミナル内にあることで希少性と差別化が図れる点が強みだ」と強調した。
IPAはウェディングホールが国際旅客ターミナルの認知度向上や施設活性化の起爆剤になることを期待している。
IPAの関係者は「ウェディングホールの入居により流動人口が増え、国際旅客ターミナルや韓中カーフェリーの認知が自然に高まり、旅客数増加につながる効果が期待される。新たな雇用創出に加え、地域住民や港湾労働者らが共生できる空間が生まれた点に意義がある」と述べた。
/정혜리 기자 hye@incheonilbo.com













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