
EBS1の『世界テーマ紀行』は、華やかなニュース映像の影に隠れていたパキスタンの日常とそこに暮らす人々を追う。

11日から14日に放送される『パキスタン!人が風景だ』は、旅行作家であり旅行クリエイターのキム・ウンジンとともにパキスタン各地を巡る全4回の旅だ。大都市の有名観光地ではなく、古い路地や市場、山道や国境の村、そこで暮らす人々の表情に焦点を当てる。50日以上パキスタンを旅した経験を持つキム・ウンジンは、今回は現地の暮らしの中に直接入り込み、そのままの生活を記録する。
旅の出発点は、パキスタン中部のパンジャーブ地域だ。ラワルピンディの入り組んだ路地ではリクシャの運転手と会話を交わし、1948年創業の老舗食堂で現地の朝食メニュー、ハルワプーリを味わう。ラホールに到着すると、北部物流の拠点であるラビロード特有の荒々しいエネルギーが広がる。鮮やかな色彩と装飾で覆われたパキスタン式トラックアートは、単なる移動手段を超えて運転手たちの生活空間であり、個性の表現として紹介される。
古い旧市街の風景も続く。ムガール帝国時代の痕跡を残すラホールの路地は奥へ進むほど狭くなり、一人がやっと通れるニカワリ・ガリの突き当たりには伝統市場とチャルパイ工房が顔を出す。手で縄を編んで作る伝統的な寝台チャルパイは、パキスタン庶民の暮らしに根付く家具だ。キュレーターは太い手で紐を編む職人の後を追い、レスリングの伝統が残るグズランワーラの生活も掘り下げる。
第2回は、夕暮れ時のラホールとカスールで展開する。日が沈むと街の雰囲気は一変し、都市の夕景と現地の夜の文化を追う。賑やかな市場や古い通り、人々であふれる路地が、別のパキスタンの顔を見せる。
第3回では、パキスタン旅行の象徴ともされるフンザへ向かう。高い山脈の麓に咲き誇るアプリコットの花が広がる村の風景は、北部パキスタン特有の春を映し出す。広大な自然の中に位置する村とそこで暮らす人々の営みは、旅人が憧れる理由を示す。
最終の第4回では、北部での劇的な季節の移ろいに出会う。パスーやサンドゥル峠、チトラール、カラシ・バレーへと続く旅路では、まだ雪を抱く山道と春の気配が漂う谷が同時に広がる。特に独自の伝統文化を継承するカラシの人々の暮らしや習俗も紹介される予定だ。
本シリーズは「危険な国」という馴染みのイメージに代わり、路地の温もりや人々の笑顔、雄大な自然の中で営まれる日常を照らし出す。風景より人を先に捉えた今回の旅は、パキスタンという国を別の角度から見つめ直させる。
『世界テーマ紀行-パキスタン!人が風景だ』は、11日から14日まで毎晩午後8時40分にEBS1で放送される。













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