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日曜日にのみ開かれる山里の市で始まった旅は、伝統を守る奥地の村の物語へと続く。
「世界テーマ紀行」4部作『胸が躍るベトナム山里トレッキング』第3部は、北部ラオカイからソンラまでの行程をたどり、観光地の向こう側にある人々の日常と伝統的な風景を淡々と描く。22日に放送される「奥地の村、宝を探して!」編では、市場や村、そして手から手へ受け継がれる工芸の時間まで、北部山里の別の顔が広がる。

旅の始まりはラオカイのパクハ市場だ。この市場は日曜だけ開かれることで知られ、周辺の山里の人々が一斉に集まる。市場には高価なパクハの苗から色とりどりのもち米まで、多様な品物や食べ物が並び、単なる売買の場を越えて地域の生活、季節、経済が交差する現場になっている。
イ・チャンビンはここで野菜を売る商人に一日同行する。商いが終わっても彼の一日は終わらない。畑に戻って野菜を収穫し、草を刈って家畜に餌をやる仕事まで続ける。そうして一日を終え、ようやく家族と食卓を囲む姿は、山里の生活リズムをそのまま示す。旅行者にとっては短い出会いだが、その背後には一日を満たす暮らしの重みがある。
続く行程はソンラへ向かう。ここで最初に訪れたチエンコア滝は7段の階段状の滝で、三姉妹の伝説が残る場所だ。水が段々と落ちる景色は単なる自然風景を超え、神秘的な空気を醸す。観光客同士が互いに写真を撮り合う場面には、旅先ならではのゆるい交流と余裕が自然に表れる。
次に訪れたハンタウ村は、最近SNSで知られるようになった場所だ。外に紹介されてから日が浅いこの村は盆地状の地形にあり、時間が止まったような風景を保つ。入口の小さな市場では商人たちがキャッサバで作ったホットクを焼いて売り、見知らぬ訪問者と地元住民との距離が自然に縮まる。出会った夫婦と分かち合う食事は、オゴルゲの白湯を一皿囲んで交わされる素朴な情だ。派手な観光要素はないが、その素朴さがむしろ村の印象を強く残す。
霧に包まれた山の宿で過ごす一夜も、この回の空気を深める。全面ガラス越しにぼんやりと広がる山並みを眺めながら眠り、翌朝目を開けると稜線に沿って雲が流れ落ちる光景が広がる。前夜の静寂と朝の圧倒的な景色が対比し、山里での時間の流れを実感させる。
最後に訪れたのはモン族が伝統工芸を守る村だ。イ・チャンビンは住民と共に竹を伐り、水に浸して叩いて紙を漉く過程を体験する。さらに花を使って模様を押し出す手法で伝統的な絵を仕上げる場面は、手仕事として続く文化の時間を物語る。単なる体験を超え、伝統を守ろうとする人々の意志と生活のあり方がにじみ出る。
山里の市場で出会った日常、霧に沈む村の風景、そして指先に伝わる伝統まで。第3部は目に見える景色よりも、その中にある暮らしの物語により近づく。「世界テーマ紀行」4部作『胸が躍るベトナム山里トレッキング』第3部「奥地の村、宝を探して!」は22日午後8時40分に放送される。













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