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▲ 手強い宿敵チェン・ユーフェイを振り切り決勝の舞台に立ったアン・セヨンが、山口の勢いを止めてもう一つの金色のスマッシュを成功させられるか注目が集められている。 ⓒ 世界バドミントン連盟
【スポティビニュース=조용운 記者】「シャトルの女王」アン・セヨン(24、サムスン生命)が、手強い宿敵チェン・ユーフェイ(世界ランク4位、中国)の激しい反撃を抑え、ついに今季4度目の頂点を目指して前進した。
アン・セヨンは30日に行われた2026年世界バドミントン連盟(BWF)シンガポール・オープン女子シングルス準決勝で、チェン・ユーフェイをゲームスコア2-1(20-22、21-12、21-15)で逆転して破った。
チェン・ユーフェイは、アン・セヨンにとって古くからの最大の強敵だ。アン・セヨンが世界舞台で本領を発揮する以前は、世界1位で東京五輪金メダリストという立場からチェンの時代と見なされ、乗り越えがたい壁に感じられた時期もあった。
しかし状況は変わった。アン・セヨンは粘り強い努力でチェンを克服し始め、2022年杭州アジア大会決勝で勝って金を獲得してジンクスを断ち切った。以降は通算成績も逆転し、差を広げつつある。
今回の準決勝直前までの通算は15勝14敗でアン・セヨンがわずかに上回り、直近2連勝で精神的優位も築いていた。それでもチェンは決して油断できない伏兵で、ちょうど1年前に同大会でアン・セヨンに痛い敗戦を与えた実績があり、警戒は必要だった。
それでも多くの予想ではアン・セヨンが比較的スムーズに決勝へ進むと見られていた。準決勝進出までの歩みが対照的だったからだ。アン・セヨンは32強でシム・ユジン(仁川国際空港)との初戦から、ソン・シュアン(台湾)、プサラ・シンドゥ(インド)ら強豪を相手に一度もセットを落とさない完璧な無失点で体力を温存した。

一方、チェンはアン・セヨンが休んでいたタイ・オープンとマレーシア・マスターズに連戦で出場する強行軍を続けた。両大会とも決勝に進み準優勝したため、日程上もっとも多くの試合を消化し、今回のシンガポール・オープンでは試合を重ねるごとに体力面の限界が露呈していた。
実際、チェンは自分より格下とされる相手とも一度も楽な勝利を得られなかった。32強のカルパテバン・レットシャナ(マレーシア)戦を皮切りに、アケチ・ヒナ、ミヤザキ・トモカ(ともに日本)を相手にすべてフルセットにもつれる泥仕合を強いられた。試合時間が毎回長引き、大会を消化するごとに疲労が蓄積する不利な状況が続いた。
試合が始まると序盤は予想どおりアン・セヨンのペースに傾いた。アン・セヨンは開始直後から連続得点を積み上げ、チェンに強い圧力をかけた。
それでもチェンは崩れず、本性を出した。粘り強い守備で一気に差を縮め、スコアを9-10まで詰めて勝負を混迷させた。11-11の場面では実に56回に及ぶ息をのむ超長期ラリーが続き、アン・セヨンはその攻防の末に惜しくもポイントを失い、試合開始後初めての逆転を許した。
第1ゲーム終盤はゲームポイントの応酬となり、20-20のデュースまで持ち込まれる壮絶な死闘になった。結局、終盤に凄まじい集中力を見せたチェンが連続ポイントを奪い、第1ゲームを先取した。

不安な立ち上がりに加え、コンディションも味方しなかった。やや身体が重く感じられたアン・セヨンは第2ゲーム序盤にメディカルタイムアウトを取って懸念を示した。それでもベテランらしく息を整えたアン・セヨンは連続得点で徐々に差を広げた。チェンも第2ゲームは譲ったと判断したのか、やや大差で第2ゲームが終わった。
第3ゲームではアン・セヨンが序盤から飛び出した。チェンは明らかにスタミナが落ち、アン・セヨンは11-3と余裕を持って最後のインターバルに入った。序盤に脅かしていたチェンの姿は見えず、残り時間を冷静にこなしたアン・セヨンが逆転勝利を決めた。
アン・セヨンは31日に行われる決勝で今季4度目の優勝トロフィー獲得を目指す。相手は当初の予想で決勝常連と見られていたワン・ズイ(世界ランク2位、中国)を下して勝ち上がった山口茜(世界ランク3位、日本)だ。山口は直近のタイ・オープン優勝に続き今回のシンガポール・オープンでも決勝に進出し、勢いに乗っている。
通算対戦成績はアン・セヨンが17勝15敗と僅差で優位を保ち、直近5回の対戦も4勝1敗とアン・セヨンが優勢だ。しかし昨年9月の水原でのコリアオープン決勝ではアン・セヨンがホームで山口に0-2で完敗して準優勝に終わった苦い記憶があり、油断は許されない。
▲ 手強い宿敵をかろうじて振り切り決勝の舞台に立ったアン・セヨンが、山口の勢いを止めてもう一つの金色のスマッシュを成功させられるか注目が集められている。 ⓒ 大韓バドミントン協会













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