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▲ イ・スンヨプ読売コーチの去就が突然の事態で注目を集めている ⓒ読売ジャイアンツ公式SNS
【スポーツビズ=キム・テウ】 2025年シーズン途中に斗山(ドゥサン)の監督職を自ら辞したイ・スンヨプは、シーズン前に日本プロ野球の名門・読売ジャイアンツからの要請を受け、日本で指導者としての生活を始めた。
イ・スンヨプがかつて読売で4番を務め、ファンから愛された存在だったのは確かだ。しかし、読売の1軍コーチになるとは予想されにくかった。その背景には前任のアベ・シンノスケ監督の存在がある。現役時代に同僚だったアベはイの資質を高く評価し、昨年の終盤キャンプから「手伝ってほしい」とラブコールを送っていた。
結局、インストラクターを経て1軍打撃コーチに昇格し、今季を過ごしていた。しかしアベ監督が不祥事に巻き込まれて突如辞任したことで、「アベ派」とみなされうるイの立場にも大きな疑問符が付いた。
アベ監督は25日午後7時、児童相談所に寄せられた通報を受けて出動した警察により、東京・渋谷の自宅で緊急逮捕された。報が伝わると日本のメディアは一斉に速報を流すほどの衝撃だった。
▲ 娘への暴行容疑で読売ジャイアンツ監督を辞任したアベ・シンノスケ監督が取材陣との記者会見で頭を下げている。 ⓒ聯合ニュース/AFP通信
報道によれば、アベ監督は二人の娘の喧嘩を仲裁しようとして長女の体を押したとされる。感情が高ぶった長女はこの状況を人工知能(AI)チャットGPTに相談し、得られた助言に従って「父親に暴行された」と児童相談所に通報したという。アベ監督の逮捕後、娘は父と和解したと述べて事態の収拾を図ったが、事態は既に大きく動いていた。アベ監督の不祥事は読売の威信を大きく損ねた。
読売がこの事態にどう対処するかで意見は分かれたが、警察の取り調べを受けて釈放されたアベ監督は26日に記者会見で辞意を表明した。読売は辞表を受理し、橋上(ハシガミ)ヒデキコーチに暫定的に指揮を委ねることを決めた。橋上氏は今季終了まで監督代行を務める見込みだ。
アベを招聘した張本人がいなくなったことで、イ・スンヨプを批判する現地メディアの報道も出ている。今年、読売は現時点でリーグ12球団中打率11位にとどまっており、打線の状態は芳しくない。アベの辞任前から打撃面の問題を指摘する報道はあったが、それを外籍コーチ陣と結びつけて露骨に批判する例は多くなかった。
▲ アベ監督の自発的辞任により、イ・スンヨプの読売での指導者経歴は転換点を迎えた ⓒ読売ジャイアンツ公式SNS
現地メディアは、外国人打撃コーチがコミュニケーションの問題で選手の打撃を適切に指導できていないと批判している。ニュアンスが正確に伝わらないというのだ。確かに、そのような課題は存在し得る。しかしイ・スンヨプは日本で長年暮らし、日本語に非常に精通している。通訳なしでも意思疎通が可能なレベルで、指導力に問題はない。そうであればアベが彼を連れて来たはずであり、現行の批判はやや無理がある。
現状では、イは今季も引き続き読売のコーチ職にとどまる見通しだ。1年契約が結ばれており、アベの辞任にイが関与した事実はないため、監督代行候補には挙がらないだろう。読売は自チームでのみ現役を過ごしたスター選手を監督に据える傾向が強く、イは読売で長くプレーしたとはいえ、球団やファンが思い描く「フランチャイズ」スターとは距離がある。
ただし、アベ不在により再契約を進める大義名分は薄れた。チーム打撃が好転し、イが打撃コーチとして大きく評価されるような成績が出れば話は別だが、現状はそうではない。シーズン中の突発的な職務変更も排除できず、契約満了後に自然と韓国へ戻る可能性が高いと見られている。不世出の英雄が今後どのように指導者として歩み続けるのか、注目される。
▲ 読売と1年契約を結んでいるイ・スンヨプ読売打撃コーチは、契約満了後に韓国へ戻る可能性が高まっている ⓒサムスン・ライオンズ













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