▲ 19歳の新鋭に敗れていれば、チェン・ユーフェイのキャリアは一気に乱れかねなかった。激闘の末にピチャモンを振り切ったが、意外にも名勝負として記憶される一戦となった。ⓒ ピチャモン SNS
【スポーツビズ=チョ・ヨンウン記者】中国女子バドミントンの顔であるチェン・ユーフェイ(世界ランク4位)は、過酷な強行日程のなかでも安定したプレーを続けている。ウーバーカップを皮切りに、タイオープン、マレーシアマスターズと4週連続で国際大会に出場中で、今回が最大の山場になっている。
チェンは21日、マレーシア・クアラルンプールで行われた2026年世界バドミントン連盟(BWF)ワールドツアー・スーパー500、マレーシアマスターズ女子シングルスのラウンド16で、インドのデビカ・シハグ(世界38位)を2-0(21-16、21-13)で下した。
過密日程をこなしながらも、ベテランらしい底力を示した。直前のタイオープン決勝で山口茜(世界3位、日本)に敗れて準優勝に終わった悔しさを、連戦で少しずつ晴らしている。
チェンの動向は中国でも大きな懸念を呼んでいる。中国メディア「ソフー」は、他の選手がウーバーカップ後に2~3週間の休養を取る一方で、チェンは1週間だけ休んで連続して国際大会に出場していると伝えた。チェンはこの大会後も、シンガポールオープン(スーパー750)やインドネシアオープン(スーパー1000)への連戦参加を申請している。
しかも対戦相手にも恵まれていない。チェンの8強の相手はタイの期待株ピチャモン・オパトニプス(世界27位)だ。両者は1月のインドネシアマスターズ決勝で既に名勝負を繰り広げており、その時チェンは迫力あるピチャモンの反撃に大いに苦しめられた。
▲ 最近、チェン・ユーフェイは強行日程をこなしている。今月初めのウーバーカップを皮切りに、タイオープン、マレーシアマスターズと4週連続で遠征を続けている。マレーシアに照準を合わせた起用は賭けとも受け取られ、今季2勝目を挙げられるか注目が集まる。
特に1ゲーム目は壮絶な争いだった。チェンが14-9とリードして流れを掴んだかに見えたが、ピチャモンが猛烈に追い上げてデュースに持ち込み、ゲームポイントが5回も行き交う接戦に。最終的にチェンが23-21でかろうじて先取した。第2ゲームも序盤は拮抗したが、チェンが後半に集中力を高め、21-13で試合を締め、タイトルを手にした。
当時、ピチャモンは準優勝に終わったものの、東京五輪金メダリストのチェンを最後まで追い詰め、強烈な印象を残した。中国メディアもピチャモンの強力なスマッシュ、速い前衛プレー、優れた攻撃センスを高く評価した。凡ミスの抑制や体力配分が改善されれば、世界トップクラスに成長する見込みが高いと報じられた。
高い評価も寄せられている。ソフーはピチャモンの成長曲線がアン・セヨンの初期の伸びと似ていると指摘し、アン・セヨンが21歳前後で急速に力を伸ばした例を挙げつつ、現在のピチャモンの年齢を踏まえれば、ミス管理と体力配分の改善で世界トップ級に到達する可能性が高いと称賛した。
名勝負を演じた両者が再びマレーシアで相見える。1月の決勝以降、チェンはウーバーカップとタイオープン決勝で連敗し、「勝てない」イメージが強まっている。一方でピチャモンはオルレアンマスターズ準優勝やタイオープンでのベスト4入りなどで急浮上している。
▲ 19歳の新鋭に敗れていれば、チェン・ユーフェイのキャリアは一気に乱れかねなかった。激闘の末にピチャモンを振り切ったが、意外にも名勝負として記憶される一戦となった。ⓒBWF













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