▲ 14日 光州 ドゥサン戦で再びクオリティスタートを記録し、チームの勝利とウィニングシリーズを導いたファン・ドンハ ⓒKIAタイガーズ
【スポーツビズ=光州、キム・テウ記者】 ファン・ドンハ(24・KIA)は2023年の1軍デビュー以来、KIAのマウンドで一定の存在感を示してきた。先発、ロングリリーフ、代替先発といった多様な役割をこなしてきた選手だ。
若手が1軍に名を連ねているだけでも価値はあるが、継続して重要なポジションを任されるうちに、本人もその状況に甘んじる面があった。ファンは14日の光州ドゥサン戦後、「当時は代替先発として回って、5イニングほど投げれば後ろが抑えてくれるだろうと考えていた。自分ができることをやって、4〜5イニング投げられれば満足していた」と振り返った。
そのとき、イ・ボムホ監督はファンに一言を投げかけた。「あまり欲がないように見える」と。ファンは「監督にそう言われたが、その時は深く考えずに『自分はそんなに欲がないのか』と悩んだ」と打ち明けた。監督の指摘する「欲」は、試合中のイニングへの貪欲さや、ポジション全体に対する意欲など、複数の意味を含んでいた。
試合ではもっと長いイニングを投げて試合の主役になろうとする貪欲さが必要だし、代替先発や1軍の席に満足せず、先発ローテーションの一角を掴もうとする意欲も不可欠だ。巡ってきた機会の中で、ファンはようやく監督の言わんとするところを理解した。ファンは「先発の機会が来たとき、今回は自分も欲を出してみようと思った。イニングを引っ張って、自分がやってみようと考えた」と語った。
▲ ファン・ドンハは先発ポジションを掴んだ後、3試合連続クオリティスタートと先発勝利で存在感を示している ⓒKIAタイガーズ
シーズンはロングリリーフから始めたファンだが、開幕ローテのキム・テヒョンが不振に陥ると先発に抜擢された。再び得た機会を生かそうとする気持ちが、投球内容にも変化をもたらしている。5月2日のKT戦で7回無失点、5月8日のロッテ戦で6回1失点に続き、14日の光州ドゥサン戦でも6回7安打(2本塁打)3失点の好投でチームの5-3勝利を導いた。これで3試合連続の先発勝利、3試合連続のクオリティスタート(先発6イニング以上で自責点3以下)となる。近頃はKIA先発陣を牽引する事実上のエースと呼べる存在になっている。
投球内容は攻めの姿勢が際立つ。ヤン・ウィジに2本塁打を浴びて3失点したが、ヤン・ウィジ以外との対戦を見れば大きな瑕疵はない。テンポをできるだけ速くし、勝負を複雑にしないことで、相手に余計な選択肢を与えない。むしろ「打たせて取る」姿勢で投げることで、好勝負を生んでいる。
ファンは「コンディションが上がってきて、ちょうど先発の機会をもらった」と言い、続けて「できるだけ頭を空にして、ただバッターと勝負することを意識している。ストライクを多く投げることだけ考えて投げている」と説明した。「打たせる投球をすることで投球数が増えず、野手の負担も減る。それでテンポを速くしている。もっと責任を持ってストライクを多く投げ、イニングを長く引っ張りたいという気持ちが強い」と話した。
▲ ファン・ドンハは ‘욕심을 내라’는 이범호 감독의 조언をマウンドで 그대로 실천하고 있다 ⓒKIA타이거즈
イ・ボムホ監督も試合後に「ファン・ドンハはクオリティスタートの投球で先発の役割をしっかり果たしてくれた。3試合連続で6イニング以上を投げ、先発陣の一角を担っている」と称賛した。ファン自身もさらに欲を出すつもりだ。苦労してつかんだ機会だけに、今度は他の選手にその座を渡さず、一試合を任される先発投手としての姿を示したいと考えている。
ファンは2日のKT戦で97球、8日のロッテ戦で75球を投げ、14日は6イニングで85球を要した。7回のマウンドではヤン・ウィジに本塁打を浴びて降板したことが悔やまれる。以前なら6イニングを投げ切れば満足して終えられただろうが、今はより大きな「欲」が生まれ、もはやそれで満足したり安住したりはしない。
ファンは「イニングへの欲もある。前回(8日ロッテ戦)は自分が70〜75球で交代して少し残念だった。だが、自分が本当に圧倒する投手なら交代されず、もっと長くイニングを稼げただろうと思う」と語り、新たな目標に意欲を示した。実力に欲を上乗せしたファン・ドンハは、KIA先発陣の地殻変動を引き起こす準備を整えた。
▲ チーム先発陣の地殻変動を主導し、最近チームの実質的なエースとして活躍しているファン・ドンハ ⓒKIAタイガーズ













コメント0