
シサウィク=クォン・ジョンドゥ記者 防弾少年団(BTS)の釜山公演を控え、一部の宿泊業者による常識外のぼったくり行為が眉をひそめさせている。BTS公演期間中に宿泊料金を法外に引き上げたり、既存予約を一方的に取り消したり、追加料金を要求する事例が相次いでいる。BTS当事者はもちろん大統領まで問題視し、一部の業者の強欲によって釜山の国際的イメージが大きく損なわれかねないとの懸念が出ている。
注目すべきは、こうした現象が長年にわたり根絶されずに繰り返されている点だ。汝矣島や光安里で花火大会が開かれるたびに、必ずといっていいほどぼったくり行為とそれに対する冷たい視線が浮上する。地域の祭りや大規模イベント、コンサート、繁忙期の休暇シーズンでも欠かせない汚点となっている。業態も多様で、ニュースを遡れば数十年前とほとんど変わらない事案が散見される。
こうしたぼったくりは業者の欲望を満たすだけで、百害あって一利なしだ。実際に公演や祭りを訪れる消費者はもちろん、その他の消費者まで被害を受け、主催者の意図も色あせる。卑劣な無賃乗車であり、無責任な一攫千金主義だ。ぼったくりによってその後の訪問客が減れば、行為を仕出かした側も自らの首を絞めることになる。
この種の論争が起きるたびに激しい批判と関係当局の対処がある。しかし大きな波紋が繰り返されるにもかかわらず、根絶には至っていない。理由は明白だ。行為者自身もそれが間違いであると承知している。それでもより多くの金に目がくらみ不正を働く。非難されても金さえ稼げればよいと考えたり、周囲も皆やっているのに自分だけ正直だと損をすると思い込んだりする者がいる。そのような者に対して、冷たい世論やぬるい処置は決して解決策にならない。むしろ悪質行為を助長するだけだ。
結局、解決策はこの点を直撃しなければならない。他を犠牲にして一儲けできる機会だという考えよりも、場合によっては莫大な損害を被る恐れの方が大きくならなければ、ぼったくり行為は消えないだろう。
この観点から、対策を打ち出す政府の動きが注目される。財政経済部と文化体育観光部などの政府関係部局は先月末に合同タスクフォースを設置し、様々な対策を検討した。特に法制化による根絶に向けた動きが加速され、年内に立法を完了させる方針となった。
今年2月に政府が発表したぼったくり根絶対策は、△価格透明性の向上 △合理的な価格形成 △制度的誘因の強化 △民間協力体制の構築、などで構成される。具体策の中で特に目を引くのは「ワンストライクアウト」制度だ。従来は摘発されても初回は是正命令や改善命令にとどまり、実効ある制裁が乏しかった。今回の新方策では初回摘発でも営業停止措置が取られる。また「安心料金制度」も導入される。宿泊事業者が平日・週末、閑散期・繁忙期、祭事など特別期間の料金を事前に申告して公開する制度で、遵守すれば「安心価格事業者」の表示が付与されるなどインセンティブが与えられる一方、違反すれば法的制裁やペナルティが科される。併せて既存予約を一方的にキャンセルする行為に対する制裁も大幅に強化する方針だ。
イ・ジェミョン大統領は京畿道知事時代に、社会の代表的弊害の一つだった渓谷の違法営業問題を大規模に是正した実績がある。ぼったくりは同様に深刻な弊害だ。今回こそは意味のないぬるい対策ではなく、実効性ある強力な対策が講じられることを期待する。













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