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【チェ・ボシクの言論=パク・ソンヨン 客員論説委員】

フランスの大学生たちがご飯を食べられない。理解できるか?聞いたことがあるか?
考えてみれば、十分に起こり得る話だ。
18歳で成人となり、親から独立して一人で生きていかなければならない。アルバイトをしなければ家賃や衣食住、教科書代を賄うのは難しい。そのとき最も簡単にできる節約が、食事を抜くことだ。
特にコロナ禍ではアルバイトもできなかった。大学生も孤立し、生活苦にあえぎ、結局は無料配給所の前に長い列を作るしかなかった。
そこで学生団体が掲げたのが「1ユーロの食事」というスローガンだ。
学生の48%が金欠で食事を抜いたことがあるというのだから……
フランスの大学の学食、すなわち学生食堂での食事代は4月まで3.5ユーロだった。1ユーロはその3分の1にも満たない要求であり、政府は巨額の財政負担を懸念して5年も議論を引き延ばしたが、結局今週から大学生たちが「1ユーロの食事」を利用できることになった。
1ユーロは現在約1700ウォン。
世界中の留学生が集まるシテ・ユニヴェルシテ(cité universitaire)の国際学生寮に今日行ってみると、1ユーロの食事に関する案内が掲示されていた。
前菜+メイン+デザートまで付く。
良さそうに見えた。
今日会った大学院生が「一度食べてみるか?」と聞いてきたので手を振って断った。「私は学生証がないから」と言い訳しつつ。
実は食べてみたかった。好奇心が強いから、味が気になったのだ。しかし我慢して、唾を何度も飲み込んだ。
学生たちの反応は「味はあまり良くない」とのことだ。たしかにそうだろう。
軍隊の飯も家庭の飯よりおかずは多くても、みんな味は良くないと言うだろう。たまに食べると美味しく感じることもあるが、たまに食べる飯と毎日同じ場所で食べ続けなければならない飯では根本的に違う。
「1ユーロ食」の立法化には数年を要した。特に下院では「普遍的福祉」に対する強い反発があり、議論が長引いたのだ。各家庭の財政状況に応じて負担を差別化すべきだという意見が根強かった。
フランスは大学生向けの奨学金制度が比較的充実しているが、その奨学金も親の収入に応じて7段階に分けて給付される。すべては自己責任、その次が親、最後が国家という基準が明確に存在する。
例えばフランスは3歳から公教育が始まり、幼稚園から小中高の給食も、家に帰って食べる者は家で食べ、そうでなければ親の所得に応じて7段階で給食費が差額支給される。子ども自身は自分がいくら払って給食を食べているか知らない。すべて保護者の口座から自動引き落としされるからだ。
したがって今回の「1ユーロ食」法案に対し、与党ルネサンスの議員たちは「普遍的福祉に反対だ」として投票を欠席するか、棄権した。しかし数が少なかったため、この法案は圧倒的賛成で可決された。
実際、奨学金を受ける大学生の下位層は従来から1ユーロで昼食を取っていた。その数は約70万人だ。今回はその70万人に加えて留学生も含め、すべての大学生が1ユーロの食事を利用できるようになった。
パリでは「どこの大学の飯がうまいか」という噂が広がっており、パリ西端のセーヌ川沿いには船上の学生食堂があって、独特の雰囲気と味ゆえに1回食べるために1時間も並ぶという。
いずれにせよ、全大学で「1ユーロ食」を実施するために、フランスは来年1億2千万ユーロ(約2068億ウォン)の予算を計上する予定だ。
パリには政府傘下の大学生生活支援センター、CROUSが直営または委託運営する学生食堂が合計40か所、全国では155か所ある。
実際には施設が圧倒的に不足しており、学生は長い列に並ばざるを得ない。私の目には、1700ウォンの定食など夢のまた夢に思えた。
韓国ではソウル大学や延世大学などが学生に1000ウォンの朝食を提供していると聞くが、特定の大学だけでなく、1日3食すべてを各1000ウォンで国内のすべての大学生に提供するなど不可能だろう。
高齢者の貧困すら解決できないのに、20代も貧困にあえぎ、鬱屈した社会になるのを放置していいのか。
大学生自身も政治的スローガンより、まずは差し迫った学生の課題を学校や社会、政府に対して素直に要求すべきだと私は考える。
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