
【더구루=변수지記者】コンゴ民主共和国(民主コンゴ)の鉱業界は、不法採掘や軍の介入、エボラ流行といった相次ぐ逆風に巻き込まれ、世界的な原材料供給網の不安が強まっている。
19日(現地時間)、カザフスタン系資源企業ユラシアン・リソシス・グループ(ERG)は、子会社メタルコール鉱山の敷地のかなりの部分が軍の保護を受ける不法採掘勢力に占拠されたと発表した。
メタルコール鉱山は民主コンゴ南東部の鉱山都市コルウェジ近郊に位置する、世界有数のコバルト産地だ。
ERGは、軍の保護を受ける採掘組織が鉱山の廃棄物であるテーリングをトラック単位で搬出していると主張する。テーリングは従来の採掘過程で残る廃棄物だが、民主コンゴの鉱山地帯ではコバルトや銅の含有量が高く、再処理による価値が大きい。
問題の地域には約4500万トン規模のテーリングが埋蔵されている。ERGは、資源の流出が続けばメタルコール鉱山の操業期間が従来の9年から3年に短縮される可能性があると説明する。潜在的な損失額は100億ドル(約15兆ウォン)を上回ると見積もられている。
不法採掘の背後に民主コンゴ軍の高官が関与している疑いも浮上している。米国と欧州連合(EU)の制裁対象であるガブリエル・アミシ・クンバ民主コンゴ軍監察総長が、軍と情報機関に不法テーリング採掘の支援を指示したと伝えられる。アミシ総長は過去に人権侵害への関与疑惑で米国とEUの制裁対象となっていた。
さらにエボラの拡大も追い打ちをかけている。民主コンゴ東部イツリ州では先月末に始まったエボラ流行で、これまでに131人が死亡したと集計されている。
エボラは体液などを介して感染する急性ウイルス性疾患で、発熱や出血を伴うハイリスクの感染症だ。今回の流行での致死率は30~50%程度とされ、現時点でワクチンや治療薬はない。
ルワンダなど周辺国は民主コンゴとの陸路国境を封鎖して感染拡大を食い止めようとしている。
カナダの鉱山企業バリック・マイニングは、エボラ発生地域に隣接するキバリ金鉱で労働者の検温と行動履歴の確認を実施していると発表した。
ただし専門家は、鉱山労働者や商人の往来が頻繁な民主コンゴ東部の特性から、感染抑制は容易ではないと指摘する。2014~2016年の西アフリカや2018~2020年の民主コンゴでのエボラ流行時にも、鉱山操業や貿易、投資活動は大きな打撃を受けた。













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