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15日午後2時ごろ、スウォン市メディアセンターの暗い上映館で画面が映し出されていた。『ジョゼ』は、恐れつつも好奇心に駆られて外の世界へ足を踏み出す場面で始まる。映画『ジョゼ、虎と魚たち』の主人公は、祖母や恋人のツネオがいなければ外の世界に出にくい「障害者」として描かれる。しかし、やがて普通の若者と同じように恋と別れを経験し、自ら一歩を踏み出すようになると、観客は彼女をただの「ジョゼ」として見始める。
上映が終わり明かりが点くと、館内には静かな余韻が広がっていた。観客は互いに視線を交わしながら、映画が投げかけたコミュニケーションのメッセージを噛みしめていた。障害を単に保護の対象としてではなく、非障害者と共に暮らす平凡でありながら特別な隣人の物語として描いたからこそ、余韻は真摯で温かいものになった。
このようにスウォン市メディアセンターは20日の「障害者の日」を前に、障害者と非障害者が映画を通じて対話し、偏見の壁を取り払う特別企画を用意した。今回の企画は、障害者に対する保護的・施与的な視点を超え、日常の中で障害者と非障害者がともに伝えるメッセージを映し出す作品で構成されているのが特徴だ。
具体的には、『ストレート・ストーリー』、『愛についてのすべて』、『輝く拍手の音』、『ジョゼ、虎と魚たち』など、深い余韻を残す作品がスクリーンで再会する。特に最新作よりも評価が定まった名作を改めて上映し、障害者の暮らしを多角的に照らし出す企画になっている。
最も目を引くプログラムは、観客との対話(GV)が組まれた映画『私はボリ』の上映だ。来る24日午後7時に開かれるこのイベントには、映画で障害者役を熱演した俳優カク・ジンソクとホ・ジナが登壇し、現場の生の声を伝える予定だ。
進行は、スウォン新光障害者学校で映画班の講師を務め、パラルスマートフォン障害者映画祭への出品などを指導している教師ファン・スサンナが担当する。映画がもつ社会的意義や障害者メディア教育について、深い対話を引き出すことが狙いだ。


ここで、来る29日には今年からバリアフリー映画委員会と協定を結び定期上映に移行した『価値ボムシネマ』も実施される予定だ。『価値ボムシネマ』は「一緒に観ることに価値がある」という意味で、視覚・聴覚障害者が共に映画を楽しめるよう、画面解説や韓国語字幕などを提供するサービスを指す。
センターは先月に試験運営を終え、今月から毎月最終週の水曜日に定期的な上映を行っている。今月の上映作は『コーダ』だ。
このほかにもセンターは、クラシック公演の映像企画『SAC ON SCREEN』での香港フィルハーモニックオーケストラの公演上映、イ・ミョンセ監督の『私の愛、私の新婦』を上映する『シネ・ブランチ』、『連枝区オリジナル4K』や『パリ、テキサス』などを取り上げる『独立芸術映画公開館』など、多彩なプログラムを展開している。

特別企画展を企画したバン・ソヒョン(スウォン市メディアセンター共同体メディアチーム主任)は、「障害者を克服すべき対象や助けを要する存在として見る見方から脱却してほしい」と今回の企画意図を語り、「観客も障害と非障害の境界を分けるのではなく、それぞれの生活をそのまま尊重し共感する経験をしてほしい」と述べた。
/パク・ジヘ記者 pjh@incheonilbo.com













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