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トランプ1期時の政治局員だったこととは異なる
オバマ時代も1期「有力後継者」習近平→2期に外相が入れ替わることも
歓迎に出たのは韓正(ハン・ジョン)中国国家副主席だった。だが、韓正副主席は儀礼上は高位である一方、既に実権のある地位から退いている人物である点が注目されている。中国がトランプ大統領に対する儀礼を微妙に格下げしたとの見方も出ている。
13日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズは中国側が韓正副主席を出したことを、微妙なメッセージの発信と評した。副主席は名目上、習近平国家主席に次ぐ高位であり、儀礼上の序列も高い。2023年3月に副主席に就任して以降、高位の外交使節として動き、儀礼的な役割を担ってきたとニューヨーク・タイムズは指摘している。韓正副主席は昨年1月にトランプ大統領の2期就任式に出席し、2023年5月に行われた英国のチャールズ3世国王とカミラ王妃の戴冠式では中国代表団長として出席した。
しかし韓正副主席は政治局常務委員会の委員職は2022年に退いている。トランプ大統領が前回中国を訪れた2017年には、当時外交の最高責任者だった楊潔篪(ヤン・ジェチ)中央政治局委員が出迎えに出たことと比べると違いがある。中国がこうした儀礼の差を意図的に設けてきたとの分析もある。例として、バラク・オバマ前大統領が就任初年の2009年11月に訪中した際、出迎えに出たのは副主席でありかつ政治局常務委員であった習氏で、当時は有力な後継者と評価されていた。しかし2014年にオバマ前大統領が再び中国を訪れた際には、王毅外相が標準的な儀礼手続きを務めたと報じられている。ニューヨーク・タイムズは「オバマ政権が『アジアへの回帰(pivot to Asia)』戦略で中国の抑制を強めたことへの一種の反発だった」と解釈した。
専門家は、中国が韓正副主席を派遣したのは過去よりも挑戦的で自信に満ちた態度の表れだと見ている。オバマ前大統領のアジア担当顧問を務めたエヴァン・メデイロス(ジョージタウン大学教授)は「中国外交において儀礼は本質そのものであり、特に国賓訪問ではなおさらだ。到着歓迎行事は儀礼ゲームの最初の関門であり、中国が敬意を示す方法だ」と語った。ジョー・バイデン政権時にホワイトハウス国家安全保障会議で中国政策を担当したジュリアン・ガウィッツ(コロンビア大学教授)は「たとえ副主席が儀礼的な職であっても、その職名は地位を重んじる米国大統領に強い印象を与えることが分かっている」と分析し、「今回の首脳会談全体を通じて、中国が象徴と実質をどう取り換えようとしているかを示す一例だ。儀礼と華やかな行事を好むトランプ大統領の性向を利用して、経済的対立の激化を避け、中国にとって時間を稼ごうとしている」と付け加えた。
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