セルタスを狙う「ザ・ニュー・ニロ」
” />起亜は2026年3月10日、小型ハイブリッドSUV「ザ・ニュー・ニロ」を韓国国内で正式に発売した。2022年に登場した2世代目から4年ぶりのフェイスリフトだ。今回の改良は外観の一新にとどまらない。
燃費、仕上げ、安全装備まで全面的に強化し、韓国の小型ハイブリッドSUV市場の主導権獲得を狙っている。
注目すべきは、同ブランド内の競合モデルであるセルタスとのカニバリゼーションを起亜が受け入れてまで、ザ・ニュー・ニロを投入した点だ。
両モデルは同じ1.6Lハイブリッドエンジンを搭載しているにもかかわらず、燃費、デザイン哲学、仕上げの品質で明確に差別化されている。同じ予算の消費者は必ず比較検討すべき理由がここにある。
” />低く長いシルエット、仕上げ品質でセルタスを圧倒
ザ・ニュー・ニロの全長は4,420mmで、セルタス(4,380〜4,430mm)と事実上同級だ。しかしホイールベースは2,720mmでセルタス(2,630〜2,690mm)より長く、全高は1,545mmでセルタスに比べ60〜70mm低い。
数値だけでは小さな差に見えるが、実際のプロポーションは明確に異なる。低く長いクーペライクなSUVシルエットが成立し、正統派SUVのセルタスとは異なるセグメントを形成している。
外装の仕上げでも差は明確だ。ザ・ニュー・ニロはドアパネルをワンピース構造で成形し、ウィンドウフレームの処理が綺麗に仕上がっており、ボンネットにはアルミ素材を採用している。
一方、セルタスはドアフレームに溶接の跡が残り、全体が鋼板構造だ。フロントには起亜の最新デザイン言語「スターマップ シグネチャー ライティング」が採用され、EV9やソレントなど上位ラインナップとファミリールックを形成している。
” />複合燃費20.2km/L、5年で100万ウォン(約10万5,840円)以上節約
ザ・ニュー・ニロの最大の強みは燃費だ。1.6ハイブリッドシステム(システム最高出力141馬力、最大トルク27.0kgf·m)を搭載し、16インチ空力ホイール基準で複合燃費20.2km/Lを達成した。
同エンジンを搭載するセルタス ハイブリッドの複合燃費19.5km/Lを0.7km/L上回る。年間2万km走行、燃料単価をリッター当たり2,000ウォン(約212円)と仮定すれば、年間で約20万ウォン(約2万1,168円)、5年累計で100万ウォン(約10万5,840円)超の差が出る。
前世代(20.8km/L)に比べ0.6km/Lの微減があるが、これは環境・安全規制の強化に伴う車体補強部品の追加やNVH改善の影響だ。
起亜関係者は「車両重量が約45kg増える不利な条件下でも、空力改善など内部的な努力を重ねて20km/Lを超える唯一の車種の地位を維持した」と述べた。空気抵抗係数は0.28を記録し、スマート回生ブレーキシステムや停車時にエアコン・ヒーターの稼働を支援する「ステイモード」も新搭載された。
” />室内は12.3インチのフルLCD計器盤と12.3インチナビが一体化したパノラミックカーブドデュアルディスプレイ(ccNC)を採用した。自然言語対応の「起亜AIアシスタント」と、コンテンツ購読プラットフォーム「起亜コネクトストア」も新たに搭載されている。
安全装備も強化された。エアバッグは従来の8個から10個に増え、前後衝突防止支援(ADAS)とサラウンドビューモニターが全トリムで標準搭載されている。













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