![ハッキング画像。 [写真=ピクセルズ提供]](https://cdn-union.tenbizt.com/contents/crawler-dev/image/2026/04/CP-2023-0293/image-c2024760-f5f4-411a-80f6-652f65ea087a.jpeg)
人工知能(AI)が自ら脆弱性を発見しハッキングを行う「ミトスショック(Mythos Shock)」が世界を席巻し、韓国のICT業界にも非常事態が発生した。
ミトス(Mythos)は、アンソロピック(Anthropic)社が開発した次世代大規模言語モデル(LLM)『クロード・ミトス(Claude Mythos)』の通称で、単なるテキスト生成を超え、ソフトウェアの論理的欠陥を自律的に発見して武器化する能力を持つ「自律型サイバーエージェント」を指す。
従来のAIがセキュリティ専門家の補助ツールにとどまっていたのに対し、ミトスは人間の介入なしに攻撃シナリオを自律的に設計・実行し得る点で、「サイバーセキュリティの特異点」を超えた存在だと評価されている。
このミトスショックを受け、ネイバーやカカオなど主要プラットフォームや移動通信大手3社が、国民のデジタル領域を守るため一斉にセキュリティ防衛に乗り出した。
◇ ネイバー・カカオ・トス、「AI自律攻撃」に備え
16日、業界関係者によれば、国内の主要プラットフォーム企業はミトスショックによるセキュリティ脅威を深刻に受け止め、対応体制の高度化を進めている。
ネイバーはAIを活用した新たな攻撃手法の出現を受け、研究を深化させるとともに防御の監視体制を大幅に強化する。AI同士が攻撃し合うシナリオを先行分析し、サービスの安定化を図る構想だ。
カカオも脅威状況を注視し、内部の情報保護体制を全面的に再点検するとともに、異常兆候検知システムの精度向上に注力している。
金融プラットフォームのトスは、技術的な華やかさより基本を重視する戦略を採る。関係者によれば資産管理、脆弱性チェック、アクセス制御といった基本的なセキュリティ原則を徹底運用しており、侵害検知、ログ管理、バックアップ・復旧を継続的に点検しているという。
◇ 移動通信3社「通信網麻痺を許さない」総力
国家基幹インフラを運営する移動通信3社(SKT・KT・LGユープラス)も、戦時体制に近いセキュリティ点検を実施している。ミトスによるハッキングで通信網が麻痺すれば社会全体が混乱に陥るとの判断からだ。
SKテレコム、KT、LGユープラスはそれぞれ自社ネットワークインフラの脆弱性点検を強化し、AI基盤の侵入検知システムをフル稼働させている。
人間では検知しづらい悪性コードや異常なトラフィックの流れをAIがリアルタイムで監視し、「無欠点の通信網」確保に全力を尽くしている。
◇ キム・ヨンフン AWS副社長「自律マルチエージェント時代」
グローバルクラウド市場をリードするアマゾンウェブサービス(AWS)も、今回のショックをAI進化の転換点と位置づけた。
キム・ヨンフン AWSコリア副社長は16日に行われた『NetSec-KR 2026』の基調講演で、AIはもはや単なる道具を超え、自ら判断し行動する「完全自律マルチエージェントシステム」へ進化していると指摘した。
特にキム副社長はミトスに触れ、我々がどの程度コントロールを維持し続けるのかについて深い議論が必要だと強調した。
あるITセキュリティ業界関係者は、ミトスが27年間にわたり隠されていた欠陥を発見したことはセキュリティ業界への強烈な警鐘だと指摘し、国内企業がどれだけ迅速にAIネイティブなセキュリティ体制へ移行できるかが今後のデジタル主権の守り手になると見ている。
また、高度なハッキング知識を持たない一般ユーザーであっても、ミトスへのプロンプトだけで国家級ハッキンググループに匹敵する精巧な攻撃コードを生成・実行し得る点で、史上最も脅威的なAIであると警告した。













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