
最近、ソウル・瑞草区養才洞のaTセンターで、韓国国内初の「運勢博覧会」が開かれた。四柱推命やタロット、命理学を扱うこのイベントには早朝から多くの人が詰めかけ、会場は盛況となった。

会場内のブースで配られる無料の五行診断書を手にした来場者は、自分の四柱推命の結果を確かめて強い関心を示した。特に若年層では、不足する気を補うとされる五行のブレスレットや装飾品を選び、結果をスマートフォンで撮影して友人とリアルタイムで共有する光景が目立った。来場者の大多数は、運勢を無条件に信じるのではなく、一つの娯楽文化やコンテンツとして楽しんでいるという反応を示した。
初開催で事前申込だけで1万人超…密かな占い店から祭りの場へ
四柱推命やタロット、命理学といったいわゆる運勢文化を受け入れ、消費する様式は過去と大きく変化している。従来の運勢消費が未来の吉凶を予測しようとすることに重きが置かれていたのに対し、最近の20〜30代は、MBTIのように生まれ持った性向や現状を客観的に解きほぐす「自己探求の手段」として運勢を受け止める傾向が強い。この流れの中で、若者は単に四柱推命を確認するにとどまらず、悪運を避け良運を呼び込むとされる「開運」関連の小物を積極的に購入し、市場の消費範囲を拡大している。
当日の会場の雰囲気は、暗く内密な占い店のイメージとはかけ離れていた。かつては個別に占術家を訪れて静かに相談を受ける方式が主流だったが、広場に設けられた74の相談ブースには長い列ができ、にぎわいを見せた。人気の高いブースでは、開始から1時間も経たないうちに当日の相談枠がすべて埋まるケースもあった。実際、開場前から建物周辺に約500人がオープン待ちの列を作り、4日間の全体期間の事前予約者数はすでに1万人を突破していた。
五行はもう一つのMBTI…コンテンツ化した趣味消費
若年層にとって四柱推命や運勢は迷信ではなく、個人の趣味嗜好を反映するコンテンツ消費の領域に近い。会場を訪れた一部の来場者は、オンライン上で五行のブレスレットが流行しているのを見て、不足する気を補う目的で関連小物を購入した経験があると語り、損しても構わないという軽い気持ちで楽しんでいると説明した。

四柱推命に登場する五行の概念をMBTIと似た性向分類として受け止める空気も強まっている。日常の中で自己を知る道具として、また同年代間で楽しみながら交換するコミュニケーションのきっかけとして活用されているという。近年はバラエティ番組やモバイルアプリ、人工知能(AI)サービスなどを通じて四柱推命に触れる機会が増え、以前よりも親しみやすく受け入れられるようになった人が増えている。
40〜50代の中年男性も「楽しみ」で接近
現場で働く占術家も、大衆の運勢に対する姿勢が大きく変わったと証言する。動画プラットフォームで関連コンテンツの再生数が急増するなど、市場の地図が書き換えられたという。以前は四柱推命や易学を敬遠しがちだった中年男性ですら、最近は一種の娯楽として接近する例が増えている。相談を求める人の目的も、単なる未来予測より現在の悩み相談や自己理解を深めたいという自己探求型の質問が中心を占めるようになった。
こうした大衆の認識変化はソーシャルデータにも表れている。ソーシャルビッグデータ分析プラットフォーム「サムトレンド」の調査によれば、直近1か月にオンライン上で「運勢」を言及した表現のうち、肯定的な反応の割合は71%に迫った。また、関連語として「良い」「悩み」「助け」といった肯定的なキーワードが多く見られた。SNS内で運勢に関する言及量自体も、昨年の同時期と比べて約43.07%増加している。
不確実な社会が生んだライフスタイル…慰めと趣味の受け皿
博覧会の関係者らや関連業界は、四柱推命や運勢が20〜30代の日常的なライフスタイルの一部として定着したと分析する。新型コロナウイルス禍を経て若者の内面的な悩みは深まったが、それを打ち明けて解消する現実的な場が乏しくなったことから、オンライン主体の四柱推命サービスや専用アプリ市場が急成長したという。オフラインの博覧会のような場を媒介に、四柱推命は「迷信」という先入観を超え、若者が悩みを吐露し自己探求を進める道具として受け入れられる傾向が確認された。
専門家の見方も、かつて私的領域に留まっていた運勢消費が現代では自己解釈やコミュニケーションの趣味表現に進化したという点で一致している。日常で好みのコーヒーブランドを選んだり、MBTIを話題に会話したりするのと同様の現象だと説明する。
消費者行動学の専門家は、社会的不確実性が高まる構造の中で、未来への不安や複雑な人間関係、進路問題に直面する若者が、明確な答えを求めるよりも悩みを整理し感情の慰めを得たいという心理が強く作用していると分析する。最近の運勢消費の本質は、単に未来の吉凶を占う行為ではなく、内面の話を打ち明けて交流し、心の安定を得ようとする現代人の欲求が反映された結果だと解釈できる。













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