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慶尚北道安東で開かれた李在明大統領と日本の高市早苗首相の首脳会談の晩餐で、朝鮮時代の伝統的な鶏料理「전계아(煎鷄兒)」が主菜として振る舞われ、注目を集めている。
朝鮮時代の料理書に記された料理が外国元首の公式晩餐のメインに登場するのは初めてで、全国的に知られる安東チムダクの原型と評価されている。
19日、青瓦台によると、首脳会談後に行われる公式晩餐では、安東地域の古料理書「수운잡방」に記された「전계아(煎鷄兒)」がメイン料理として提供される。
「전계아」は朝鮮時代の半家で貴賓をもてなす際に出された若鶏の煮込み料理だ。安東をはじめとする内陸地域では、夏の滋養食として親しまれてきたと伝えられる。
青瓦台は今回の晩餐で「전계아」が選ばれた背景について、伝統性と象徴性の両面が考慮されたと説明する。貴賓をもてなす接待料理という意味合いに加え、唐辛子伝来以前の調理法に基づくため辛くなく、日本側の味覚にも配慮できる点が反映されたという。
「전계아」のほか、安東産韓牛のカルビ焼きと海鮮の신선로がテーブルに並ぶ。デザートは韓国伝統菓子の전약과と日本の伝統菓子である餅を盛り合わせて提供される。
酒類も両国の象徴性を反映し、安東伝統酒の태사주や安東焼酎(안동소주)、奈良県の酒蔵イマニシ酒造の「ミムロスギ」、フランス・ブルゴーニュの赤ワインが用意された。乾杯酒としては、태사주に桜シロップを加えた「チェリーブロッサム」カクテルが振る舞われる。
高市首相の宿舎には、安東産の小麦やヤマイモなどを用いた月映薬菓(월영약과)と태사주がウェルカムギフトとして用意されたと伝えられる。
晩餐後は文化行事も続く。両首脳は在日韓国系の音楽家ヤン・バンオン(양방언)のピアノ演奏と、ピアノ・ヴァイオリン・チェロによる三重奏を鑑賞する予定だ。ヤン・バンオンは2018年平昌冬季オリンピックの開閉会式で音楽監督を務めた。
その後、河回村の船着場に移動し、伝統演目の선유줄불놀이とパンソリ公演『흩어지는 불꽃처럼』を観覧する。선유줄불놀이는朝鮮中期以来、安東・河回村の儒生たちに親しまれてきた伝統遊戯で、洛東江(낙동강)上に火の模様を描く줄불놀이と落花の遊びが同時に行われる。
今回の両首脳の首脳会談は3回目で、対面での会合は4回目だ。両首脳は昨年10月の慶州でのAPEC首脳会議で初めて会い、今年1月には奈良県で会談を行っている。













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