
トゥデイコリア=チン・ミンソク記者 | 北朝鮮はソウルを射程に収めうる新型長距離自走砲を前方部隊に年内配備すると表明した。金正恩国務委員長は、射程が60kmを超える新型砲兵システムが地上作戦に「大きな変化と有利性」をもたらすと主張している。
8日、朝鮮中央通信によれば、金委員長は先日6日に重要な軍需企業を訪れ、「今年中に南部国境の長距離砲兵部隊に装備される予定の3個大隊分の新型自走榴弾砲の生産実態を把握した」と報告を受けた。
現場では走行、地形克服、渡河(潜航渡河)試験や改良弾薬の射撃試験の結果が伝えられ、金委員長は「機動性と火力打撃能力が極めて高い新世代の砲兵システムを立派に完成させた」と評価した。
特に「前方部隊に配替装備される大口径線条砲の射程も今や60kmを超える」と述べ、「火力打撃範囲の急速な拡大と標的撃破能力の飛躍的向上は、我が軍の地上作戦に大きな変化と優位性をもたらすだろう」と強調した。
北朝鮮が指す「南部国境長距離砲兵部隊」は、実際には軍事境界線(MDL)付近の前方砲兵戦力を指すと解される。射程がおよそ60kmであれば、休戦線を基準にソウルの相当区域が射程内に入る。
金委員長はまた、「新しい装備が導入されている現実的条件に基づいて作戦概念を再定義すべきだ」と述べ、「自動射撃システムを備えた新型砲兵システムは我が砲兵力の構成を完全に一新する」と主張した。
同日、装甲兵器研究所と軍需工業企業所も訪れ、新型主力戦車や発射台車両などを視察し、「重要な軍需工業企業を最短期間で最先端レベルへ技術改建することが喫緊の課題だ」と強調した。
さらに、労働党中央委員会第9期第2回全員会議で関連する軍需工業の技術改建計画と予算を審議・批准すると予告した。
北朝鮮は海軍戦力の近代化も進めている。中央通信は、金委員長が娘のジュエとともに7日に就役を控えた駆逐艦「チェヒョンホ」に直接乗艦し機動能力の総合評価試験を視察し、6月中旬に海軍へ引き渡すよう命じたと伝えた。
金委員長の今回の軍需工業視察は、最近の憲法改正で核武力の指揮権を国務委員長に明文化し「二国家」路線を公式化した動きと符合すると分析されている。
北朝鮮は従来型の長距離砲兵戦力と海軍の近代化を同時に推進する一方、核保有国としての地位を既成事実化しようとする歩みも続けている。
実際、北朝鮮の金成駐国連大使は前日(7日)、朝鮮中央通信の談話で「朝鮮民主主義人民共和国はいかなる場合でも核兵器拡散防止条約(NPT)に拘束されない」と述べ、「核保有国としての法的地位を固定化した国家憲法に基づく義務の履行に忠実である」と主張した。













コメント0