
EBS1『韓国紀行』のコスパツアー第4回は、仁川の古い地下商店街にある無料の「おもちゃ病院」を訪ねる。ここでは壊れたおもちゃや古びたモビール、裂けた人形などを、退職した70〜80代の男性たちが丁寧に修理する。元教授、電機会社の社員、元校長といった多様な経歴を持つ彼らは、無償の奉仕で子どもたちの思い出をよみがえらせ、温かな感動を届けている。

◈ 『韓国紀行』 コスパツアー 第4回 – 無料で修理します
仁川の古い地下商店街には、一般的な医療施設とは異なる特別な空間がある。治療費を払う必要がないこの場所は、子どもたちが足を運ぶ場所であると同時に、多くの親たちが信頼する応急処置所の役割も果たしてきた。その正体は「おもちゃ病院」だ。
このユニークな病院では、壊れたおもちゃに加え、古くなったモビールや中身が飛び出した人形などが生まれ変わる。「博士」と呼ばれる修理人たちの手にかかれば、何でも元どおりに戻る不思議が起きる。「博士」と呼ばれるその修理人たちは、社会生活を終えた70〜80代の男性たちだ。元大学教授や電機会社の社員、元校長など、かつては異なる分野で専門性を発揮していた彼らが、現在は自分の技術や経験を生かして他者を助けるために集まっている。

興味深いことに、この病院も実際の医療機関と同様に分野ごとに診療科が分かれている。家庭医学科や整形外科のように、それぞれの専門分野に応じて作業が分担されているのだ。すべての活動は「博士」たちの無償奉仕だけで成り立っている。毎日届く数十箱の宅配便が積み重なり、肉体的な疲労を感じることもある。それでも、インターネット掲示板に寄せられる「ありがとう」という一言が、彼らの疲労を一気に吹き飛ばし、再び力を与える。
誰かの大切な思い出に込められた品物をよみがえらせるため、今日も誠実に出勤している仁川のゼペトおじいさんたち。彼らの温かな手が続く限り、その一日一日は誰かにとって意味ある時間になり、社会全体に必要な分かち合いの価値を思い起こさせる役割を果たすだろう。
◈ 2009年に始まったEBS1『韓国紀行』、地域の日常を描く

2009年8月に初回放送を迎えたEBS1『韓国紀行』は、現在まで続くEBSの代表的な長寿ドキュメンタリーだ。本番組は長年にわたり韓国各地の自然風景や地域文化、そこで暮らす人々の日常を穏やかに切り取ってきた。
『韓国紀行』は、季節ごとに変わる地域の表情と住民の暮らしを見せることに主眼を置く。毎週一つのテーマを軸に5回が放送され、各回はおよそ30分で構成される。地域ごとに異なる生活様式や固有の雰囲気を自然に伝える点も本番組の特徴だ。
演出は抑制的で、誇張した設定や人工的な演出よりも現場の流れと雰囲気をそのまま捉えることに重きが置かれる。ナレーションも落ち着いた調子で、自然と人々の物語が淡々と伝えられるように構成されている。
扱う空間も広い。山村や漁村、農村、離島の集落から都市の風景まで幅広く映し出し、日常では触れにくい地域の生活文化や人々の暮らしを継続的に紹介してきた。この点で『韓国紀行』は、我々社会のさまざまな地域の個性と暮らしを記録してきた番組として定着している。
現在もEBS 1TVで定期放送され、毎週新たな地域とテーマに基づく物語を視聴者に届けている。
『韓国紀行』の放送時間は毎週月〜金の21時35分。放送情報はEBS1『韓国紀行』のホームページ「プレビュー」で確認できる。













コメント0